■タイトルを最適化する

タイトルはサイトの訪問者と検索エンジンの双方に、そのページのトピックが何であるかを伝えるものです。 titleタグは、HTML文書内のheadタグの中に配置します。 HTMLの書き方が分からない人は、HTMLの基礎知識とコメントの書き方を参考にしてください。

◇Webページの内容を適切に記述する

ページの内容を効果的に伝えるタイトルを選ぶようにしてください。 ページの内容に無関係なタイトルや曖昧なタイトルはつけない方がよいです。 訪問者をガッカリさせるだけでなく、検索エンジンの評価も下がってしまいます。

◇Webサイトの各ページに固有のタイトルをつける

Webサイト内のページには、ページ毎にそれぞれ固有のタイトルや概要文を記載するように心がけてください。 同じタイトル、同じ概要文ではページの特徴がなくて同一コンテンツとみなされてしまい、検索結果に反映されなくなる可能性があります。

◇不必要に長いタイトルをつけない

タイトルの長さは全角30文字（60バイト）までにしておいた方が無難です。 長いタイトルの場合は、検索結果として表示しきれず途中で切られて表示されます。 キーワードを詰め込みすぎて長いタイトルならないように気をつけてください。 場合によっては、SEOスパムとみなされる危険もあるので注意しましょう。

◇キーワードのみのタイトルにしない

SEOを意識するあまりキーワードのみのタイトルにしてしまうと、検索エンジンにインデックスされない可能性があります。 また、タイトルに含めたキーワードが評価されなかったりします。 この現象は、起こる場合と起こらない場合がありますが、キーワードのみのタイトルにしない方が無難でしょう。

■リンクを最適化する

リンクの最適化は、検索エンジン最適化のうち、クローラビリティ改善のための施策となります。 「クローラビリティ」とはサイトに対するクローラーの回遊性のことです。 リンクを最適化して、ユーザーと検索エンジンの双方に評価されやすいホームページにしましょう。

◇リンクはアンカー「<a>」タグで設置する

HTMLファイル内からあるページへのURLリンクを設置するには、アンカータグ、JavaScript、Ajax、Flash、PHPなどを利用する方法があります。 しかし、クローラビリティの観点から推奨される方法はアンカー「<a>」タグで記述することだけです。

◇ページからサイト内の関連するページにリンクを設置する

ページからサイト内の関連するページにリンクを設置するようにしてください。 無関係なページに移動するようなリンクを設置するとユーザーの使い勝手が悪く、検索エンジンの評価も下がります。 関連するページ同士でリンクを設置することが重要です。

◇アンカーテキストを正しく使う

例えば、以下の様なリンクがあったとします。

悪い例：ホームページ作成講座はこちら

これでは、アンカーテキストが「こちら」になり、SEOしたいキーワードが含まれていません。 次のように、アンカーテキストにキーワードを含めると良いでしょう。

良い例：ホームページ作成講座はこちら

理由は単純で、アンカータグの文字列とリンク先のページのtitleタグやh1タグが同じであると、検索エンジンが「関連のある良いリンク」という判断をするためです。 文字列からリンクを張る場合は、なるべくリンク先のページに関連した文字列を設定しましょう。